★★★★[80点](0-100点)
原作『タッチ』のストーリーがあまり思い出せないため心配だったのですが、イメージを壊さずにきっちり映画としてまとめてあってよかったと思います。もちろん長い漫画をまとめてあるためザッピング的にならざるを得ないのはしょうがありませんが、うろ覚えの僕にはちょうどよかったです。
長澤まさみは完璧な美人という感じではなくて、ちょっとかわいい子という感じでよかったです。斉藤慶太・祥太兄弟も結構イメージに合ってました。映像がちょっと陳腐なところがあるのが唯一の難点。かなり泣けるシーンが多くハンカチ必須ですよ。
『NANA』もよかったですし、東宝&邦画好調ですね。
★★★☆[70点](0-100点)
非常によくできている作品だと思いました。女性から観たら共感できるが男からみると浅ましい女、というプロットが完璧です。女性からすると痩せようと思って痩せられず、タバコもやめられず、安易に転職し、浮気をした彼を問答無用で振るところなんかもチャーミングに見えるのでしょうけど、男からするとたまらなくいらいらさせられます。
ただ、ストーリーがおもしろくて、英国的な皮肉が利いているし、ディティールがリアリティが感じられるため作品としてはかなりおもしろいです。個人的にはヒュー・グラントの方が断然よい男に感じましたが、そんなことを言うと女性からかなりの反発を食らうのでしょうね。
★★★★[80点](0-100点)
NANAは漫画で読んで、すごくおもしろいと思っていたので、映画にも期待をしていたのですが、これがかなりよくできてる作品でした。登場人物からライブからファッションのディティールまでぴったりイメージに合っています。ライブの曲までぴったりで、しかもかっこよい。
脚本もよくまとまっており、印象的なシーンを切り出すことに成功しています。まだリアルタイムに続いている漫画を非常にうまいところで切ったという感じです。単体で観ると盛り上がりに欠ける部分もあったと思いますが、ラストシーンは原作をうまく変えてあって、非常に素晴らしかったと思います。
演技は、いまいちな部分もありましたが、宮崎あおいが最高でした。漫画を読んでいるときは結構苛つくキャラクターでしたが、あれだけかわいければ何も言えないんだろうな、と思わせてしまう意味でもベストな起用だと思います。
この作品はかなりのヒットになる予感がします。30億ではきかないでしょう。『NANA 2』に期待してます。
★★★★[80点](0-100点)
かなり「踊る大走査戦」を意識していると思われるジャッキー・チェン主演の香港映画。
きちんとしたストーリーにコミカルな笑い。そして、CGを極力使わず手間と時間がかかっていそうな派手な香港アクションがよかったです。後、脇役がちゃんとキャラだっていて、男はかっこいく、女はきれい、というのがよいですね。
最近のジャッキー・チェンものでは秀逸のできと思います。
★[20点](0-100点)
とんでも映画と噂だったので、観てみましたが、評判のままの内容。とにかくストーリーが盛り上がりにかけるだけではなく、意味不明なのが問題。さすがの妻夫木聡、藤木直人を持ってもこれでは演技できないでしょう。映像は割とよかったと思います。オープニングは「ファイトクラブ」っぽかったですが、期待はさせました。
★★☆[50点](0-100点)
「エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督作品。映画監督として成功した「カントク」がテーマを探して逃避行するうちに奇抜な女性と出会い、、、というストーリー。庵野監督自身を指しているのは明白です。そして、「カントク」を演じるのはなんと岩井俊二。これが結構よい味を出してます。
基本的には、精神を病んだ女性に振り回される主人公も目的を見失っているということなので、なんだかよく分からないままにストーリーは進んでいきます。主人公がいろいろと独白することに新しい視点もなく、そういう意味でかなり冗長な作品になってしまっています。
巨大工場や廃ビルのある意味で美しい風景や音楽は個人的には結構好きです。風景的作品です。
★★★★[80点](0-100点)
アメリカの中流家庭を絵に書いたような三世代家族を追った物語。「アメリカン・ビューティー」がアカデミー賞を受賞してしまう昨今から考えると、いろいろな悩みを持ちながらも、まだまだ牧歌的と思ってしまうのは罪なことでしょうか。
ストーリーは淡々と進むので盛り上がりに欠ける部分はありますが、ところどころで、味わい深い台詞がぽっと出てくるのがこの作品を非凡なものにしています。子供がいるともっと共感できるのだろうなと思いました。89年の映画の映画ですが、「スピード」前のキアヌ・リーブスが出てます。
★★★☆[70点](0-100点)
岩井俊二監督作品。僕も中学生・高校生の時はこういった閉塞感の中で生きていたのだなぁと思い返されて、非常に憂鬱になりました。日本の場合、学校が唯一の世界になってしまうため、一つ嫌なことがあったら逃げ出せなくなってしまうのが問題の一つだと思っています。例えば、部活動が学校外であるクラブのようなものだったり、親が積極的に違う世界を見せてくれれば別ですが。。
現代の暗部を美しい音楽と映像で紡いだ作品。これはこれでとてもいいと思います。ただし、僕は個人的には岩井作品なら『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』を頂点とする鮮やかで清々しい映画を観たいと思ってしまいます。それがこの評価(70)になりました。
P.S.映画生活のhReview準拠のレビュー作成ツールβを使用してみました。
★★★☆[70点]
タイトル通りヒトラーの最後の12日間を秘書という目を通して克明に描いた作品。非常に生々しく敗北にいたるヒトラーとその将校たちの最後を描いており重いです。しかも、ドイツ政府が力を入れて作ったからか、戦闘シーンがハリウッド並みに迫力満点なのに妙にリアルです。どうしようもなく閉じ込められた感じが嫌な思いにさせられました。
主人公たちはナチスとして、ユダヤ人を何百万人も殺害し、味方でさえ平気で粛清する組織であったわけです。しかし、あまりにも内側から描かれると親近感を持ちそうになるのが恐ろしい。この秘書のように若くて何も知らなかったら、自分は信念を貫けたか。「知ること」と「考え抜くこと」の重要性を考えさせれました。良作です。
★★[40点]
観たかった「ディープブルー」はこちら。オンラインレンタルだとうっかりこういうこともあるんですね。せっかくなので観てみましたが、いわゆるB級パニックムービーでした。サミュエル・L・ジャクソンが出てるのと主人公のアホ女が少し笑えました。B級ムービー好きにしかお勧めできません。
★★★☆[70点]
「ウォーターボーイズ」の矢口史靖監督の新作です。僕は矢口監督の軽いノリのありえない展開は割りと好きなので、よかったと思います。上野樹里の起用はよかったですね。やはり演技っぽくない演技がうまい子だと思います。みずみずしい作品で気持ちよかったです。とはいえ全体的には「ウォーターボーイズ」の方がだいぶよかったですが。
★★☆[50点]
実話に基づいた話で、すごく悲劇的な物語です。ただかなり嘘っぽいシーンが多いのが気になりました。後でウェブを調べると、実話を基にしながらもかなりの脚色があったことが分かります。その部分がまるごと嘘っぽいのが悲しい。映画としては二級品ですが、こういう悲劇があったことを知れたことはよかったと思いました。
★★☆[50点]
vol.1の方がすごくよかっただけに、完全に肩透かしです。まぁvol.1が日本映画へのオマージュだったのに対して、vol.2がマカロニウェスタンですから、日本人としては仕方ないのかもしれません。マカロニウェスタンの作品はほとんど観たことないですし。。しかし、タランティーノの映画に対する愛情が溢れていてすごく暖かい気持ちになりました。作品は結構残酷なのに。。
★★★[60点]
エピソードI、エピソードIIと残念な結果に終わったスターウォーズですが、今回はエピソードIVに続くという意味で結末が分かっている中でいろいろ考えながら観ていくと結構おもしろかったです。映像もすばらしかったし、懐かしいキャラクター総登場でよかったと思います。
ただダークサイドに落ちるアナキンやパドメとのラブストーリー、帝国主義に犯される共和国などなどほとんどうまく描けてないのが悲しいです。
とはいえ、スターウォーズが「まとまった」という意味ではとてもよかったと思いますし、思わずIV〜VIのトリロジーボックスに手が出そうになったという意味では、なかなかよかったと思います。
とりあえずよくも悪くも映画好きなら外せない作品であることには変わりないですね。
★★★★[80点]
第一部と第二部に続いて待望の第三部完結編です。今回も二部と同じく、話は前後に飛びまくり、かなり複雑です。したがって、一部と二部を観て人物関係を頭に入れておかないと混乱必死です。三部だけ観たらまったく分からないと思ってよいです。
内容ですが、激しいアクションなどが減り、心理的な描写が多くなっています。マフィアの指令で警察に潜入したトニー・レオンが、自分は善か悪か悩むのを軸に伏線が絡みまくります。十分に面白いですが、はっきり言って一回観ただけでは全容が明らかにならないので、何度も観る必要がありそうです。
ボックスを買おうかな。。
★★☆[50点]
アクションを繋げて作りました、といった感じの実にハリウッド的な作品です。原作はきちんとした小説らしいのですが、なぜここまで薄いストーリーになってしまうのかが疑問です。後、ペネロペの演技がかなりイマイチでした。しかし、アクションは派手だし、何も考えずに観る、と割り切れば結構楽しめそうです。
★★★[60点]
母の遺言で突然弱小プロレス団体の社長になった岡田義徳が女子プロレスラーと奮闘する物語。ストーリーのノリが軽いですが、プロレスシーンは結構迫力でした。でも、なんとなくその辺に興味が薄いので、全体としてはまあまあな評価です。好きな人には好きかも。
★★★★[80点]
フィリピンのゴミ山でゴミ拾いを暮らす世帯はなんと3千世帯。そのいくつかの家族にスポットを当てながら、彼らの生活に迫るドキュメンタリーです。かなり強烈です。仕事がないということがここまで人を追い込むという事実。
うちのアルバイトでベトナム人の学生がいるのですが、彼によるとベトナムでアルバイトをすることは相当に困難らしいです。日本だと想像もできないですが、要するに仕事がないのです。そういった世界でも子供たちが実に生き生きしていることが唯一の救いでしょうか。
しかし、彼らも教育がなければ、家族を養うためにゴミ拾いをひたすら続けるしかない大人になってしまいます。日本がいかに恵まれているか、再認識するとともに、この現実に対してできることはないかと考えさせられました。
・神の子たち@映画生活←かなりの好評価
★★★★[80点]
かなりツボでした。ロックスターを夢見る中年太りのダメ男が小学生をだまくらかしてロックするというプロットがすばらしいです。主人公のジャック・ブラックが濃すぎ。ジム・キャリーばりにおもしろいです。観終わった後メイキングを観てさらに爆笑しました。ロック好きにはたまらない一品です。
★★★★☆[90点]
マット・デイモン主演の名作アクション・サスペンス『ボーン・アイデンティティー』の続編。前作は、CIAに追いまくられるマット・デイモンですが、今回はいきなり恋人が命を落としてしまった後、執拗にCIAを追い詰めていくという逆のストーリー。
映像、ストーリー、ミュージックはエッジが効いていて相変わらずすばらしいし、アクションは予算も増えたこともありかなりパワーアップしてます。文句なしにおもしろい映画です。『ボーン・アイデンティティー』を観なくてもおもしろいと思いますが、観た方が数倍楽しめると思います。
P.S.DVDは24日(明日)発売なんですね。後、来年続編が出るらしいです。
★★★★☆[90点]
60年代〜70年代のブラジルのスラム「シティ・オブ・ゴッド」で活躍する少年ギャングを追った群像劇。実話に基づく話を、実際にスラムでロケをしており、しかもキャストはすべてスラムの少年。これは本当に演技なのか?と思うほど、リアリティがすごいです。
監督はブラジルのフェルナンド・メイレレスで、軽快なブラジリアン・リズムと独創的なカット割がすばらしく、2003年のアカデミー賞監督賞にもノミネートされています。ストーリーも、麻薬、強盗、賄賂、殺人などバイオレンスなシーンが満載ですが、登場人物にブラジル独特の陽気さがあり、非常に独創的な作品になっています。
今まで観たこともない映画で、非常にすばらしいです。サウンドトラックも購入してしまいました。
★★★★☆[90点]
アンディ・ラウ、トニー・レオン主演の三部作の第二章。なんですが、今回は一章より前の話が多いので、アンディ・ラウ、トニー・レオンはほとんど出てきません(まったくかも)。一章が抜群におもしろかったので、期待していたのですが、期待通りのおもしろさ。
香港裏社会の壮絶な権力争いを描いています。それぞれの思惑で、交錯する利害関係。二章より前の話なので、結末は大体分かっているわけですが、脚本が非常にすばらしくてドキドキしながら、生き様に痺れながら観られました。
この構図は「スターウォーズ」にも似てるように思えますが、単純に前の話というわけではなく、一章と二章は微妙に重なっていたりするのが、アジア的かなと思いました。三章が楽しみです。
一章を観ないとおもしろさは半減するので、まずは一章を観てからどうぞ。
★☆[30点]
ジョニー・デップが際立ってよかった。しかし、それ以外は結構厳しい。とにかく脚本がありきたりかつ偶然性が強すぎてつまらないので、何度も寝そうになりました。いや、2度ばかり寝たので巻き戻して観ました。映画生活でかなりの評価を獲得していたので、期待してたのですが。。がっかりな作品でした。
★★★★☆[90点]
アンディ・ラウ、トニー・レオン主演の中国映画。この作品は三部作の一章という形をとっており、二章、三章で一章で明かされなかったストーリーが明らかになるらしいです。
警察に潜入したマフィアのアンディ・ラウと、マフィアに潜入した警察トニー・レオンが時を経て対決というストーリー。プロットが秀逸かつ脚本がうまいので、とにかく面白いです。
アクションは派手ではないですが、ドラマがメインなので、そのままでいいと思います。二章、三章が待ちきれない作品でした。
P.S.ハリウッド版にリメイクが決定していて、レオナルド・ディカプリオとマッド・デイモンが演じるらしい。こちらもすごく楽しみ。
★★★★☆[90点]
いきなり記憶喪失で船で助けられるも手がかりはスイス銀行の口座番号だけ、というところから始まるのですが、マッド・デイモン演じるジェイソン・ボーンは元CIA工作員だけにめちゃくちゃ強い。孤立無援ながら、超人的な判断と能力でCIAが送り込んだヒットマンをかいくぐりながら、徐々に明らかになるバックグラウンド。かなり引き込まれます。
脚本がすばらしいですが、アクションも映像もミュージックもクール。僕が好きなタイプの映画です。監督は、やはりMTV出身の新鋭監督ダグ・リーマン。自らカメラを回しているらしく、これからが楽しみな監督です。
続編『ボーン・スプレマシー』が楽しみですが、なんと日本ではまだDVDになってないんですね、残念。
人面魚単純物語 ★★[40点]
『シュレック』っぽい感じなんですが、ストーリーが単純すぎで、ギャグで押し切るという感じがあまり好きではなかったです。人面魚たちもあまりカッコいいとか、かわいいとか思えないですし。。。ただ、ウィル・スミス他があまりにも早口でギャグがあまり理解できなかったところはあるかもしれません。
@ノースウェスト
パーフェクトな世界観 ★★★★[80点]
昨日深夜テレビを観ていたら偶然やっていたので、懐かしいなぁと思いながら観てみたのですが、やっぱりこの作品はものすごいですね。15年以上前(1988年)の作品で、さすがにテクニカルな部分で限界はありますが、それ以外のすべてにおいて完璧な作品。こだわりの詰め込まれたしびれる映像、独創的なミュージック、繊細なストーリー、あの時点であれだけの世界観を構築したのは奇跡に値します。大友克洋すごすぎです。
ところで、ワーナー・ブラザースで実写化されるという話は本当なのでしょうか。やりようによってはすごい作品ができるかもしれないですね。監督は「キャットウーマン」のピトフらしいです。
@TBSテレビ
P.S.今年もいろいろなことがありました。ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
やさしい世界 ★★★★[80点]
雰囲気がとてもいい映画ですね。ストーリーは少しくどいのですが、それがまたやさしい世界観を際立たせています。たぶん、二度観たらいろいろな矛盾があるのでしょうけれども、それらは本質的ではなく、また泣いてしまうのでしょう。こんな人と出会えるといいですね。
@渋東シネタワー
P.S.今日初めて「ギター侍」観ました。あれっておもしろいんですか。。
物語としての物語 ★★★★☆[90点]
純粋にこの作品はすごいと思いました。いつもなら早めに紹介するレビューにするのですが、今回は公開からしばらく経っているので、半分ネタばれで書きます。まだ未見の方は続きは読まない方がいいかもしれません。
さて、、、最近の宮崎アニメは「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」と少しずつ難解になりつつあります。この物語は老婆になったソフィーの恋物語のように見えて、戦争のなんとも言えない恐怖を伝えるという二重構造に「一見」なっています。「もののけ姫」では、反戦が色濃く出ていましたが今回はそこまで強くは打ち出されてはいません。
恋物語は、女性本能をくすぐる美青年ハウルに、惚れるソフィーという展開。評判を見ていると、この少女漫画チックな部分を理解できるかでおもしろいか、おもしろくないかが決まっているように思います。僕はそういうのもありだろうなと思ったので非常に楽しめました。そういう意味で女性に人気なのも分からなくもないですね。
一方、戦争の方は、何が原因で戦争があって、どこら辺で戦争が起きてるかも分からないという得体の知れない恐怖を存分に感じられます。戦争に翻弄される主人公たちを見ると、きっと戦渦にあった日本もまったく同様だったのだろうと感じさせます。ここも宮崎駿が伝えたかったことなのでしょう。
しかし、ここで反戦や恋愛だけが主テーマというわけでもないのですよね。全体的に説明が少なく、いろいろな解釈が可能になっています。なので、(自分なりに)解読するために何度も観るのもよし、(謎を残しながら)すべてを受け入れるのもよし、物語としての物語を思い思いに楽しむのがいいのではないでしょうか。
いずれにしても、これだけのスケールで世界観を描ききった作品はなかなかないと思います。すばらしいです。宮崎駿恐るべし。
@渋東シネタワー
ジョニデがすごいんです ★★★★[80点]
劇作家バリが「ピーター・パン」のモデルになった少年ピーターとの交流の中で、「ピーター・パン」を書き上げていく物語(フィクション)。バリ役のジョニー・デップが並外れた演技を見せます。こんなにいい役者だったんですね。ただピーター役のフレディ・ハイモア少年、その母親役の未亡人ケイト・ウィンスレットもすばらしかったです。
ストーリーもよく、最後には涙を誘われること間違いなしです。100分と短くテンポもよいですし、非現実的な舞台シーンもよかったですし、少し地味なところはありますが、全体としてはかなりすばらしい作品だと思います。いくつかの意味で「恋に落ちたシェイクスピア」に似ています。「恋に落ちたシェイクスピア」がアカデミー賞7部門獲ったことを考えると、この作品もかなりいけそうな感じがします。
導入部分のみかな ★★[40点]
トム・クルーズが笑わない殺し屋を演じたことで話題になったマイケル・マンの新作。最初の10数分はなかなかよいと思ったのですが、後があまりよろしくない。映像はスタイリッシュなのに、実際の「殺し」にいたる過程が結構雑でスタイリッシュではないのがイマイチな感じがしました。そもそもタクシーをジャックするというアイデアがどうなのか。後は、ミュージックがあまり合わなかったです。
@ノースウェスト
ピクサー新作は期待通り ★★★★[80点]
「モンスターズ・インク」や「ファインディング・ニモ」のピクサーの新作。今回も丁寧に作りこんだストーリーで、笑えるし、手に汗握れるし、少しほろりとするし、純粋に楽しめました。動きもCGのいい部分をいかして下手にリアルすぎず、コミカルな面白さがいい感じです。
ストーリー的に途中少しだれるところもありますが、それ以外はパーフェクトに近いのではないでしょうか。特に子供がいたら圧倒的オススメです。
ピクサーでは、「モンスターズ・インク」の発想が衝撃的すぎて、それにはかなわないけれども、「ニモ」よりはよかったと思いました。後、好きなヒーローは、フロゾンです(笑)。
@メトレオン
P.S.先日、メトレオンでノートPCを開いたらなんとフリーで無線LANが繋がるではないですか。ちょっとびっくりしました。メトレオンはソニーの複合娯楽施設で、サンフランシスコに来たら訪れるとおもしろいと思います。
観客に直接的に訴えるということ ★★★★[80点]
この作品はすごい。監督自身が1ヶ月マクドナルドを食べ続けるというアイデアがまずおもしろいのですが、それだけではなくていろいろな専門家や子供たちにもきちんと取材をしているのが素晴らしいです。アイデアだけ見ると、電波少年的なノリを想像してしまうのですが、普通に作品としてもきっちり作ってあります。
「ファストフードが世界を食いつくす」は、ファーストフード業界が、いかに子供を取り込み、(人工香料を使い)中毒化させ、労働搾取をして、(労働搾取をしやすいように)政治家に圧力をかけているかなどなどを明らかにしていく衝撃的な本でした。
しかし、この作品はもっと不健康になっていく様子がリアルに観られるという意味で、もっとダイレクトに響くものがあるかもしれません。「ファストフードが世界を食いつくす」は優れた本ですが、本や新聞、雑誌、インターネットなどは見ない人がいますから、映画やTVなどで直接的に伝えるということも重要です。マイケル・ムーアのような新しいアプローチですね。
僕は、最初に「スーパーサイズを勧められたら断らない」というルールに従って、スーパーサイズを食べ始めた辺りで気持ち悪くなってしまいました。わずか2日目だったんですが(監督も気持ち悪くなってたみたいですが、苦笑)。。。後は、きりきりと胃が痛むばかりでした。
基本的にはファーストフードはまったく食べないのですが、稀に仕方なく行くことや、日本だとモスやケンタッキーに行くことがあります。心を改めて完全拒否しようと思いました(笑)。
そういう人が少しずつ増えることでファーストフードチェーンも動かざるを得ないし(実際、この映画公開後、スーパーサイズは廃止された)、そうやって世の中をよい方向に変えていくというのは素晴らしいことだと思います。
P.S.今日はアメリカ大統領選挙です。投票もできないのに、なんだかドキドキしてきました。ちなみに、僕は永住権(通称グリーンカード)という権利を持っているだけで、アメリカの選挙に参加する資格はありません。日本の選挙に在外投票できますし、国籍も日本です。かなり勘違いしてる人がいるようなので。。
ひさしぶりの判定不能 −−−−−[−点]
前作を観てなくても大丈夫だろうと思って、ふらりと入ってみたのですが、ストーリーがかなり意味不明でした。。。さすがに眠くはなりませんでしたが(ビクビクさせられるので)、主人公たちのシチュエーションもよく分からず(もちろん英語力のなさから来るものもあったでしょうけど)、後からホームページを観て納得の行く始末。とはいえ、テンポもいいし、ジル(シエンナ・ギロリー)がかわいし(笑)、悪くないと思います。結構スカっとできるのではないでしょうか。
観に行く方には、前作を観るか、ゲームを3までやるか、ここや公式サイトで予習をしてからいくことをオススメします。ただいずれにしても僕としては「トゥームレイダー」のようなノリがあまり得意ではないかも。
P.S.学校を移りました。SFの市がやってるフリーのEnglish Language Courseみたいなところ(Community College)。30人いて日本人は僕だけ。かなりディープなところかも。
24時間のジェットコースター ★★★★[80点]
今さらかよという感じですが、かなりよかったので。おもしろいのは、24時間が本当にリアルタイムで進行していくところ。CMシーンの間も時間が進んでいるようにできています。回想シーンすらない徹底振りで、ストーリー展開はやや強引ですが、分かりづらいことはなく、矛盾はないようにできています。シナリオライターは大変だったでしょうね。まったくコロンブスの卵的な作品です。ジェットコースターのようなスピード感を味わいたくなったら観るとよいです。
P.S.今Season 2観てますが、はっきり言って1よりおもしろいです。昨日は5時間分も観てしまった、、やばい。
ドキュメンタリーの新たな境地 ★★★★[80点]
説明無用のマイケル・ムーアの新作。アメリカにいるならもっと早く観ろよ、という感じですが、先日ようやく『華氏911』を観てきました。やっぱり英語が難しかったです(苦笑)。とはいえ、ムーアの言いたいことはびんびん伝わってきました。
ブッシュもここまで嘘で塗り固められてしまうと引くに引けなくなってしまってるのでしょうね。誰でもいいから別の人が大統領になって、事態を進展させることを期待してます。
それにしてもマイケル・ムーアは稀代の天才ドキュメンタリー監督ですね。心の中は煮えくりかえるほど怒っているのに、それをシニカルな笑いを混ぜながら、畳み掛けるように展開していくのは見事の一言です。そして様々なしがらみの中で誰も言えないことを先頭に立って言う勇気。これに心から敬意を表したいと思います。
これから、すでに商業的には成功していますが、大統領選挙が終わって、ムーアが本当に成功するのか、映画で世界が変えられるのか、歴史的瞬間に立ち会いたいと思います。
P.S.2001年9月11日僕はNYで911を体験しました。始まってすぐのシーンでその時の感覚がじわじわと蘇ってきました。幸いにしてミッドタウンにいたので命の危険はありませんでしたが、じとっとした怒りと悲しみと常に張り詰めた警戒状態。あの体験はこれからはしたくないし、誰にもして欲しくないと強く思います。いまだに戦争状態にあるイラクのことを考えると、やはりアメリカ政権が変わること以外にないと思います。
ヨーロッパ歴史もの好きにのみ推薦 ★★[40点]
「アルマゲドン」「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジェリー・ブラッカイマー製作の歴史大作。ジェリー・ブラッカイマーは、アクション大作を作るのが得意なディレクターですが、「パール・ハーバー」を作ってる時点で自分の中ではかなり終わってました。が、さっき「コヨーテ・アグリー」の製作でもあるということを知って、急に悩ましくなってしまいました(苦笑)。「コヨーテ・アグリー」は文句の付け所がない傑作なのですよね。
話はそれましたが、脚本が「グラディエーター」のデヴィッド・フランゾーニということで、グラディエーター色がかなり強いです。ファンタジーっぽいのですが魔法とかは出てこず、重厚なヨーロッパ感があり、全般的にクオリティは非常に高いです。
ただ、個人的には、あまりおもしろくありませんでした。ヨーロッパ歴史ものの特徴として、かなりの歴史知識が必要になるというのがあると思うのですが、いまいち距離感、人間関係がつかめないし、どういう展開がありうるのか分かりづらく、どんどんストーリーが暴走していくように見えてしまいました。
同じヨーロッパ歴史ものでも「トロイ」は、脚本がうまくて、分かりやすかったのですが、この作品は「アーサー王伝説くらい知ってるだろう」という感じで描かれています(実際、欧米の人は誰でも知ってる話なのです)。なので、アーサー王伝説を知っている、もしくはヨーロッパ歴史ものがお好きな方にはよいかもしれません。
完成披露試写@丸の内プラゼール