★★★★[80点]
DDR=Disarmament、Demobilization&Reintegration:武装解除、動員解除、社会再統合
という言葉をはじめて知りました。世界中の紛争を解決したり、途上国を開発する目的でODAなどで多額のお金が使われていることは知っていましたが、具体的に、どのようにして軍閥から武器を取り上げ、軍を解体し、職業訓練を施し、社会へ統合していくのか、まったく何も知りませんでした。
著者は実際に、東チモールやアフガニスタンの最前線で活躍する「紛争屋」であり、この本には、これからの日本がどのように国際貢献をしていくべきかの諮詢が多く含まれています。内容も非常におもしろいです。
天才棋士羽生さんが書いた本。現代の天才の考え方が分かるという意味で非常に貴重な本です。しかし、内容は非常にオーソドックスで、誰でも「なるほど」と思うでしょう。実践するのが大変というわけですね。
★★★★☆[90点]
ヨーロッパ人が世界各地を植民地化できたのはなぜか、を丁寧に書いてます。ふとするとヨーロッパ人が能力的に優れているのではないかと考えてしまいがちですが、実際は、よりはやく農耕民族として定住化し、人口密度が高まり、病原菌への耐性を備えられ、階層社会化することで鉄が象徴する技術革新を行える可能性が高くなり、そして銃をはじめとする軍事力を得ることができたことが原因であったと断じています(これが、書名の銃、病原菌、鉄です)。
それでは、一番早く農耕がはじまった中東がなぜ発展できなかったのか、中国はなぜアメリカを発見できなかったのか、までもを言語学、生物学などを駆使して説明している圧巻の書です。
人類が1万3000年をどのように発展をしてきたかを知ることで、世界に対する見方ががらりと変わる本です。おすすめ。
★★★★★[100点]
リリー・フランキーが自身の半生をオカンとの関係を中心に書いた本です。前半はちょっと冗長なところがありましたが、後半はもう号泣につぐ号泣。といっても辛気臭いわけではなく、コラムニストならではのテンポよい笑いもありです。
とにかく「いつか本当にやってくる事。確実に訪れることが分かっている恐怖。ボクが一番恐れていること」を美しく綴っています。考え方変わります。まさしく傑作。すばらしい感動が得られるので、ぜひ読んでみてください。
P.S.今度ノッポンに会いに東京タワーに登ってみようかな。
土曜、日曜の午後、2LDKのマンションのベランダのデッキ・チェアーに横になり、太陽の下、コーヒーとさわやかな風と子犬と共に、海外から到着したばかりの新作脚本を読む・・・・・・・私の頭の中の真っ白なスクリーンに、脚本から飛び出たシーンが私なりの演出で“映画”となっていく・・・・・・。
脚本家の描いた世界―――
そこに私が求めるものは、何か目新しいもの、とても意欲的なもの、そして、感動させてくれるもの。思いをめぐらせながら、私の至福の時は流れる・・・・・・。
現役の日本人の映画買い付け人が映画買い付けを語った本。スピード感のある交渉シーンがすごくエキサイティングでした。そして作者の映画への愛が感じられて、こういう人々によって映画は生み出されているのだろうなぁと思い、一映画ファンとしてすごくうれしくなりました。
海外からの買い付けについてはぜんぜん知らなかったので、非常に勉強になりました。映画配給会社はすごく難しいビジネスをしているのですね。
目次
第1章 焼け跡ヤミ市第一号
第2章 占領の後遺症
第3章 サクセス・ストーリー
第4章 オリンピック後のアングラ経済
第5章 ミス北海道
第6章 障子の陰で
第7章 富の大移動
第8章 黒い騎士
戦後の東京のヤクザや政治などアンダーグラウンドなお金の流れを実在の人物ニック・ザペッティを中心に明らかにしたノンフィクション。表から眺めていたのでは分からない驚愕の事実がとてもおもしろいです。アンダーグラウンドな世界は抜け目のない人物がいっぱいで、表の世界で生き抜くよりも難しいと思ってしまいました。まっとうにやっていくのが一番ですね。
最近、「ローマ人の物語」を読み始めました。今ようやく紀元前1世紀、ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)まで到達しました。小さな村から始まり、一進一退を繰り返しながら、地中海一帯を制覇したローマ。まだキリストも生まれておらず、イタリア語さえ登場してない時代です。強い意志を持って覇権を打ち立てていくローマ人とその英雄達には驚きを隠せません。
こうやって歴史を読んでいると、自分がいかに小さな存在か思い知らされます。今自分が夢中にやっていることは、本当に今、自分が、やることなのか。もっと大きな歴史の流れの中で今何をするのか考えたいと強く思います。
それからもう一つ、ローマの戦争や共和制などの歴史は日本人は世界史くらいでしか触れませんが、欧米の人々にとっては原点なのだなと思いました。侵略したりされたり、民主主義の権利を手に入れたり、帝国主義の台頭を許したり、民衆と貴族の関係性、国家の勃興と滅亡などなど。
例えば、スターウォーズやロード・オブ・ザ・リングなどの映画をとってみても、この歴史を知っていると非常にすんなりとなぜこういった物語が欧米で受けいれられるのかが(日本でもそれなりに受け入れられていますが)非常に納得が行きます。
日本人とはまったく違う世界観に触れるのは何をやる上でも非常に有益なのではないかと思っています。
・ガイウス・ユリウス・カエサル - Wikipedia−妻子と愛人リストは当時の有力者の妻ばかり。
投資マンション販売で26歳で70億の売上を誇るエスグラントコーポレーションの杉本さん(ちなみに本は少し古いので同い年みたいです)の半自伝本です。テイクアンドギヴ・ニーズ野尻さんの史上最短で、東証二部に上場する方法。に似て、小さい頃の壮絶な貧困体験、ナンバーワン営業マン時代、起業してからのどん底体験からV字急成長など。
非常におもしろかったです。ブログも書かれているようです。
テイクアンドギヴ・ニーズ野尻さんの半生記。小学校でのいじめ、渋谷のチーマー時代、明治大学ラグビー部での壮絶体験、就職と退職、4畳半からの起業、上場までノンストップで。濃い人生を送っているなぁと思いました。
カフェで読み始めたらおもしろくて、一気に読んでしまいました。後、この本を読むとハウス・ウェディング以外が考えられなくなります(笑)。
タイトルだけが残念。
2億円の会社は社長がほとんどの売上を稼いでいる会社で、10億にするのはビジネスモデルで売り上げていく必要があるというごく当たり前のことが書いてあります。しかし、実際のところ社長は明日から一切現場に出てはいけない、と言われると「無理、無理」と言いたくなります。それを具体的になぜ現場に出てはダメで、代わりに何をすべきなのかを具体的に書いてあります。
少々テクニック論も含まれているのと、既存市場を開拓するビジネスとネットのようにそもそもマーケットを創造しなければいけないビジネスの違いはありますが、非常に多くの気づきのある本です。
また、読んだ時はうちは売上2億円もないからまだまだ、とか思っていたのですが、先日ある方から指摘を受けて、僕自身が日常業務のし過ぎで、あまり全体としての戦略に時間をかけてないことに気づきました。
確かにサービス作りは楽しいし、雑用的なToDoをてきぱきやるのも結構好きなのですが、今はもっと設計図作りに時間をかけられるようにしようと考えています。幸いにして、優秀な人材が集まりつつあるので、後はどんな絵を描けるかです。そこが一番責任が重く、難しいわけですが。。自分だけではなく、周りの協力を仰ぎながらできればと思っています。
僕が内定者インターンとして楽天にいたのは1999年のことですからもう5年以上前になります。この本に出てくる方のうち半分は知っていて、半分は知らない方でした。楽天は当時からモールでは最強でしたが、その後M&Aを繰り返しながらも、モール事業を強固にしていったのがすばらしいところです。
M&Aを繰り返して本業が何か分からなくなったり、本業が伸び悩んで失速していったネット企業が多い中で、背伸びをせずにその時に最適な人を集め、常に適切な手を打っていけるのが三木谷さんが稀代の経営者であるゆえんなのだなと改めて実感しました。
これからは、違うやり方をする必要があります。
日経新聞に連載されていた「仕事」を中心としたさまざまな人生をとりあげた記事をまとめた本です。世の中にはいろいろな仕事があって、いろいろな思惑があるのだなぁと改めて実感しました。今は確かにいろいろなことが難しくなってきていると思いますが、一歩踏み出すことができれば、こんなに楽しい時代もないのではないかと思います。自分探しができるというのは大変に贅沢なことですよね。
P.S.知り合いが結構登場していました。よく知ってると、逆に一人当たり数行では語ることはできないものが多いだろうなと思いました。
僕はいままでいくつかのベンチャーのスタートアップや新規事業に関わっては来ましたが、2月まで僕自身は有限会社ウノウというスモールビジネスをやっている立場でした。そのため採用のことはあまり考えたことがなかったのですが、経営という立場としてスタートアップを始めてみると、やはりというか、採用の問題にぶち当たりました。
ベンチャーが成功するにはいろいろな要素がありますが、結局のところどれだけ優秀な人材を集まるかができるかがもっとも重要なキーになります。しかし、実際のところ名もないベンチャーに来たいという人がそうそういるわけでもなく、さまざまな方法を駆使して採用していく必要があります。この本には非常に多くのヒントがあって、勉強になりました。
どんな世界でも、一流と言われる人物は、成果予想などを聞かれると、必ずと言っていいほど「全力を尽くすのみです」と答える。(中略)そう言うと、今度は、「自分たちの仕事でも、結果だけではなく、もっとプロセスを評価してほしい」と考える人も出てくると思うが、それは間違っている。(中略)一流選手たちが、なぜプロセスを重視するのかと言えば、それは彼らが常に「自分の限界」で戦っているからだ。(中略)手を抜かないでぶつかることを自己評価の基準に置いた人は、本物の「プロセス重視」の人間だ。そういう人は結果重視よりも、プロセス重視のほうが、ずっと厳しいことも知っているのである。
まったくその通りです。まずは、プロセス重視で行こうと思います。
・ワイキューブ
・メルマガ『仕事ができる人。仕事ができない人。』バックナンバー
P.S.連絡が遅くなりましたが、少しだけ増資しました。
結構期待して読んだ割にはイマイチでした。内容は、長者番付に継続して載っている金持ちにアンケートを送付して回答を得た、というものですが、日本のお金持ちはオーナー経営者と医者、というごく普通の結果になっています。アマゾンのレビューを読むと、弁護士の収入が意外と高くないことが驚きのようでしたが、親が弁護士だと常識なことです(苦笑)。後は、恐らく会計士はもっと上位のはずですが、税金の専門家だけに節税しているのでしょうね。
同じ内容なら、アメリカのお金持ちを研究したトマス・J. スタンリー『となりの億万長者』の方がおもしろいと思います。
インテルの創業者アンドリュー・グローブの自伝。といっても、起業物語ではなく、ユダヤ人として第二次世界大戦下のハンガリーで育ち、まさしく国境を命からがら徒歩で越えて亡命し、ニューヨークに渡り、シリコンバレーにやってくるまでの凄まじい物語です。
こうして自由を勝ち得た優秀な人材がアメリカに渡り、そしてアメリカを創ってきたのでしょう。僕は、ステータスとしてはアメリカ移民なのですが(グリーンカードを持っているため)、このように国を捨てて(捨てさせられて)やってきた人々とまともに勝負をしてはいけないと思いました。僕は僕のやり方で、世界へ出て行きたいと思っています。
実は吾妻ひでお氏の漫画は読んだことがないのですが、さらりと読めてすごくおもしろいです。なぜ売れっ子漫画家が失踪して、ホームレスや肉体労働をしなければいけないのか?アル中になって入院しなければならないのか?は僕にはさっぱり分かりません。でも、こういうタイプの人間がいるのは学生時代の友達の「芸術家」を思い出せば分かります。芸術家とは何か、がよく分かる本。僕はつくづく芸術家ではないのだなぁと思います。芸術家になりたい一般人なのです。
佐藤氏は外務省元主任分析官で、鈴木宗男の片腕だった人物。鈴木宗男と共に起訴され(いわゆるムネオハウスなど)有罪判決を受けたのですが、その内幕が余すところなく描かれています。
これを読みながら思ったのは、政治とビジネスはまったく違う原理で動いているのだなぁということです。基本的に絶対値としてより収益を上げたものが強いビジネスと違い、政治は非常に「相対的」です。例えば、佐藤氏は日本の外交官なので、日本の国益を考えるわけですが、ロシアにはロシアの国益を考える「愛国者」がおり、双方の意見は両方とも正しいのに、激しく対立してしまいます。そういった中で、着地点を見つけて動くのが「政治」というものなのでしょう。
佐藤氏は2000年までにロシアとの平和条約締結のために、ある種手段を選ばず行動し、締結できなかったがために、悪として裁かれてしまいます。もし成功していたら鈴木宗男と共に英雄であったと、この本にも再三書かれていますが、まさしくその通りなのでしょう。
そういったことを考えると、ビジネスというのはすごくシンプルなルールで動いていますね。政治や国家などについて非常に勉強になると同時に、ビジネス界に身を置いていてよかったと心から思いました。
村上龍作品としては、最近では結構いい方だと思います。ディテールが素晴らしくて、純粋におもしろいです。最初登場人物が多すぎてとまどうのを突破すれば、最後まで一気に読んでしまいます。
北朝鮮が博多を占領するというストーリーを中心に、日本という国が持ったネジれみたいなものが、どわっと凝縮されています。僕は海外に出て、逆に日本のいいところが見えてきた口ですし、僕の周りは本当に素晴らしい人ばかりなのですが、なんだかんだ言って妬みや無責任感、無気力がうずまくのが日本という国でもあることを思い出させてくれます。
ここからはネタバレはしてませんが、読んだ方向けです。
唯一不満なのが、物語のキーになるアナーキーな集団の一人一人が深層心理を独白する部分がくどいところです。そして、なぜラストの行動に繋がるのか? 僕にはまったく彼らの心境が理解できないのですが、あれは少しでも心当たりがあるのが普通なのでしょうか。
P.S.なぜかみんな読んでるみたいですが、梅田さんが薦めていたからでしょうか。
石川さん宛に送られてきた本を一足早く読ませていただきました。かなりおもしろいです。知り合いが結構出てくることを差し引いても、社長が若干26歳で上場したベンチャーのその時々の感じが伝わってきてよかったです。若々しくて、時には無茶に経営を進め、失敗しながらもそれ以上に成功していくサイバーエージェントは、楽天とはかなり違った雰囲気だったんでしょうね。特に大株主のGMO(熊谷さん)から合併を持ちかけられた辺りの話は、初めて聞く話で読んでるだけなのにどきどきしてしまいました。
いろいろな意味で勉強になりました。
※石川さんはうちの副社長で、実はサイバーエージェントの初めの3人の1人で、この本にもかなり登場してます。身内ながらすごいですねー(笑)。
バーチェス頁岩(けつがん)から5億年前の奇妙な生物群が見つかったことから学者たちがさまざまな説を唱え、だんだん新しい見方が受け入れられていくのをドキュメンタリー調に追った本です。
一般的に、生物はどんどん進化して多様化してきていると考えられていますが、バーチェス頁岩からは今は絶滅してしまった生物がたくさんあり、実はそれは違うという話(非運多数死)。地球をリプレイしても人類はいつでも生まれていたと考えられていますがその可能性は非常に低いという話、など、かなり衝撃的な本です。学者が書いたものらしく冗長なところがありますが、全体としては非常にエキサイティングで知的好奇心を刺激される良書だと思います。
例えば、最古の原核生物は35億年前に発生しましたが、それから多細胞生物が発生するまでには30億年ほどかかっています。ここで例えば地球をリプレイした場合、この30億年が100億、200億年になる可能性は「少なくありません」。すると、そもそも多細胞生物は発生せずに地球が滅亡してしまう可能性は実は結構高いことになります。
こうして考えるとき、恐らく人間のような知性が発生する確率は全宇宙で考えてもほとんど奇跡に近いのかもしれないと思えてきます。宇宙人などいない確率が99.9%でしょうか。少なくとも、宇宙人とコンタクトを取れても人類のような哺乳類である可能性はよほど少ないのだろうな、などと妄想がどんどん膨らんでいく本です(笑)。
ネットエイジの西川さんが本を出すそうで、とりあえず予約。昔、富士山マガジンサービスのスタートアップは、ネットエイジのインキュベーションで、オフィスもネットエイジ内におかせてもらっていました。
大学時代の後輩のヨシナガが本を出したそうです。彼のサイト僕の見た秩序。はおもしろいですよ。RSS配信して欲しいなぁ。
東大にこだわる ★★★[60点]
作者は東大の現役3年生で、自身の体験を「東大コーチに特別な方法をコーチングしてもらった〜〜」というような感じで小説化してあります。作者のホームページも合わせて読むとストイックに人生に取り組む姿がうかがえて、純粋にすごいなぁと思いました。
しかし、なんだか東大にこだわり過ぎているような気がしなくもないです。ある指標で頂点として東大があるからそこを目指すというのは、けっこう短絡的ですよね。もしかしたら東大というのはシンボライズされたものなのかもしれないけども、少なくとも本やホームページからはそうは思えませんでした。その辺は人によって価値観は違うわけだから、もっと多様に考えてもいいのではないかと思いました。
でも、本はいろいろ気づきがあっておもしろかったです。
via ひたむきさ(お気楽、極楽日記)
感覚のにぶい人は大嫌いです ★★★★[80点]
『原宿ゴールドラッシュ』を読んでいたら最後に続編のような形で紹介されていたので購入。そうしたら、結構焼き増して(内容はかなり被ってます)、バラバラに並び替えたような内容で、少しがっかりしました。でも、原宿の黎明期の雰囲気が伝わってきて、やっぱりこの勢いのある感覚は好きだなと思いました。
この中で淀川長治が残した言葉というのがとても印象に残ったので、ご紹介します。
感覚のにぶい人は大嫌いです。感覚をもっと磨きなさい。映画を観れば、感覚が分かってきます。
自分の今の感覚はどうなんでしょうか? 割と尖っているように思います。クリエイティブなのだけど、繊細でもろくなっています。あまり安定してないから、結構大変です。でも、それこそが求めているものでもあるのですよね。安定したとすると、どこか鈍くなる部分が出てきます。この辺りのバランスを取るのが難しいのですよね。
P.S.主人公の山崎真行氏について調べてみたら、HotWiredの先端人のウェブ日記の高橋靖子さんという方が、山崎氏と彼女ヴィヴィアンを引き合わせた本にも出てくる方らしいです。『1月21日 キングコング!』というエントリーに詳しくあります。なるほどー。
日本人なら爆笑必死 ★★★★☆[90点]
700コもの「言いまつがい」が収められた爆笑本。いやー、ほんと楽しませてもらいました。笑いたい時に読むと吉です。
元ネタは、ほぼ日刊イトイ新聞 - 『言いまつがい』より。ここには、新着の「まつがい」もあります。
何もなかった原宿にバーを作ったり、ファッションの店を出して成功していった男の話。こういう黎明期の勢いがあって若々しい雰囲気は好きです。今のネットビジネスも同じような感じなのかもしれません。
そこで蹴っちゃう驚き ★★☆[50点]
悪くはないと思うのですが、まだまだ可能性の片鱗が見えるだけ、という感じがしました。個人的には主人公たちとは違うタイプの人間だなと思いましたが、蹴ってしまう辺りとかテンポはとてもよかったです。次回作というか、3,4作後くらいの作品を読んでみたいです。芥川賞などでプレッシャーもいろいろとあるでしょうが、潰されないで欲しいです。
読んだ人向け ★★[40点]
今までの「金持ち父さん」本のまとめのような内容になっていますが、過去本を読んだことのない方はこの本だけでエッセンスを理解することは難しいように思います。読んだことのある人にはある程度お勧めできますが、あくまで思い出すきっかけくらいのものになりそうです。逆に『金持ち父さん貧乏父さん』から復習したくなりました。
日本一の納税者の考えていることを知る ★★☆[50点]
健康食品などの銀座まるかん創業者斉藤一人氏による本。著者は2003年度全国高額納税者番付第1位、納税額はトータルで160億円を超えるそうです。すごいです。
内容なのですが、説法のような話が続きます。ただし、説教臭くはないです。たまにはっという話もありますし、えっそうかな、という話もあります。「あなたは今日注意をしないと、事故に合うだろう」と占いされるような話が結構あります。事故に合えば注意したからと言って事故に合わないわけではないことになり、事故に合わなければ十分注意したことになるというわけです。
なんとも評価しづらいですが、改めて思い出させてくれたり、おもしろい話もあるので、読んで損はないと思います。人によってははまりそうな感じがします。
大企業の管理職向け ★★★[60点]
大企業の各職位(係長、課長、部長、事業部長、事業統括役員、CEOなど)で必要なスキル(パイプライン)が列挙してあります。大企業ともなると、職位ごとにかなり特化したスキルが必要なのだなと思いました。優秀な人材を、体系立って叩き上げていく大企業の強さが実感できました。
ベンチャーやスモールビジネスの場合、ここまで役割がきちんと決まっていないので、複合的な力が必要になってきます。また誰も教えてくれない分、シビアにセンスが問われます。
インターネット業界でも、IPOしていまだ成長軌道にある会社、IPOしたけれどもそれ以上大きくなれなかった会社、IPOできなかった会社といろいろとありますが、結局のところ経営陣の器の大きさが会社にそのまま反映されていると感じます。
そういう意味で、本気でビジネスをするということは、自分をさらけ出すことですから、とても怖いことですね。しかし、さらさないと乗り越えて大きくできない部分もたくさんあると思います。
へんないきものに癒される ★★★★[80点]
橋本大也さんのブログで紹介されていたので、Amazonで買っておいたのですがかなり笑える本です。「へんないきもの」を見開きで紹介していくんですが、文章がシニカルでおもしろいのですよね。大也さんも「癒し系」と書いていましたが、僕もなんだか癒されてしまったのでした。タマちゃんのその後に迫ったコラム(?)「アゴヒゲアザラシ狂騒曲」は必読ですよ。
P.S.その後、韓国のどなたかが来日して成田が狂騒している(2000人のファンが集まったとか)のをテレビで見て、「タマちゃんと同じようなものか?」とか思ったのでした(苦笑)。
2ちゃんねるに投稿された「思い出に残る食事」を集めた本。とにかく泣けます。とりあえずという感じで持ち出して、電車の中で読み始めたのですが、すぐに泣けて読み続けることができませんでした。帰ってきて、家で一人で一気に読みました。同じ2ちゃんねるから出た今話題の「電車男」よりも、こちらの方が断然よいと思います。発売のタイミングが、少し早すぎたのかもしれないですね。
関連:一番最初の投稿
いや、うまい・まずいはどうでもいいんだ。なんか状況とともに思い
出すってやつ。
おれは5年前に好きだった女の子と食ったスパゲッティだ。柄にも無く、
神戸のイタメシ屋でボンゴレなんぞを食していたのよ。相変わらず面白く
もない冗談連発してた。そしたら彼女が突然泣き出したんだ。くわしい
事情は省くが、おれにはどうすることもできない話だった。おれは
ただズルズルとスパゲッティ食ってたよ。
今日、あさりのスパゲッティを食って、突然そのときのことを思い出した。
あのときの彼女の表情や声がくっきりと蘇ってきたんだ。
それでなんか食い物ってすごいなと思ったわけだ。みんなにはこんな
経験ないだろうか? あったらぜひ教えてほしい。