村上龍作品としては、最近では結構いい方だと思います。ディテールが素晴らしくて、純粋におもしろいです。最初登場人物が多すぎてとまどうのを突破すれば、最後まで一気に読んでしまいます。
北朝鮮が博多を占領するというストーリーを中心に、日本という国が持ったネジれみたいなものが、どわっと凝縮されています。僕は海外に出て、逆に日本のいいところが見えてきた口ですし、僕の周りは本当に素晴らしい人ばかりなのですが、なんだかんだ言って妬みや無責任感、無気力がうずまくのが日本という国でもあることを思い出させてくれます。
ここからはネタバレはしてませんが、読んだ方向けです。
唯一不満なのが、物語のキーになるアナーキーな集団の一人一人が深層心理を独白する部分がくどいところです。そして、なぜラストの行動に繋がるのか? 僕にはまったく彼らの心境が理解できないのですが、あれは少しでも心当たりがあるのが普通なのでしょうか。
P.S.なぜかみんな読んでるみたいですが、梅田さんが薦めていたからでしょうか。
on 本・芸術 投稿者 shintaro : May 18, 2005 12:15 AM東京に来る前は舞台となった地域周辺にすんでたのでとてもリアリティがありました。全て実在する建物、場所が出てきます。
興奮のあまり上下間2日徹夜で読んでしまいました。
なんだ、進太郎さんも読んでいたんですか。僕も梅田さんの blog を読み、GW中の読み物として買いました。まだ下巻の最初の方なので、読了後に自分の blog にレビューします。
Posted by: jishiha : May 18, 2005 12:00 PM>ieiriさん
地元ですもんねー。球場に一度だけ行ったことがあるのですが、イマイチ位置関係が分からなかったんですよね。それが分かれば何倍かおもしろかったと思います。
>jishihaさん
後半途中からやめられなくなりますw