糸井:つまり、「これから××の販売を始めます」というとき、「ほぼ日」はアクセスが上がるんですね。
聞き手:普通なら「商売っ気が出たな」と嫌がられそうですが。
糸井:ところがみんな喜んでいる。これは、数字に如実に出ます。アンケートを何回か取っていますけど「ほぼ日」に来る人の一番好きなこと、楽しいことのトップは何回やっても「買い物」なんです。
聞き手:面白いですね。
糸井:もうダントツで。つまり、人が物を買わなくなったという分析は、専門家の方々がいろいろな形で言っていますけど、僕の実感では、実は人は物を買いたくてたまらないんですよ。でも、買わせてくれないんですよ。買いたくなるような環境を与えてくれない。今でも売っている物が、本当は求められているのに買われないんですよ、たぶん。物という形でコンテンツを売るというのが僕の発想で、それをやろうとはっきり決めたら、売れば売るほどアクセスは伸びるんです。しかも、物が売れるから、そうするとそのお金がまた使えるんですよ。
つまり、大本はただなんだけど、ただでしかやれないほど楽しいこと、どう言ったらいいかな。ただだからこそ楽しいことを追求していくと儲かっちゃう。それをまた、ただでやることを増やすために使っていく。
このインタビュー、おもしろいですね。糸井さんは本当に話がうまいと思います。
on お知らせ&気づき 投稿者 shintaro : January 11, 2005 08:54 PM