ドキュメンタリーの新たな境地 ★★★★[80点]
説明無用のマイケル・ムーアの新作。アメリカにいるならもっと早く観ろよ、という感じですが、先日ようやく『華氏911』を観てきました。やっぱり英語が難しかったです(苦笑)。とはいえ、ムーアの言いたいことはびんびん伝わってきました。
ブッシュもここまで嘘で塗り固められてしまうと引くに引けなくなってしまってるのでしょうね。誰でもいいから別の人が大統領になって、事態を進展させることを期待してます。
それにしてもマイケル・ムーアは稀代の天才ドキュメンタリー監督ですね。心の中は煮えくりかえるほど怒っているのに、それをシニカルな笑いを混ぜながら、畳み掛けるように展開していくのは見事の一言です。そして様々なしがらみの中で誰も言えないことを先頭に立って言う勇気。これに心から敬意を表したいと思います。
これから、すでに商業的には成功していますが、大統領選挙が終わって、ムーアが本当に成功するのか、映画で世界が変えられるのか、歴史的瞬間に立ち会いたいと思います。
P.S.2001年9月11日僕はNYで911を体験しました。始まってすぐのシーンでその時の感覚がじわじわと蘇ってきました。幸いにしてミッドタウンにいたので命の危険はありませんでしたが、じとっとした怒りと悲しみと常に張り詰めた警戒状態。あの体験はこれからはしたくないし、誰にもして欲しくないと強く思います。いまだに戦争状態にあるイラクのことを考えると、やはりアメリカ政権が変わること以外にないと思います。
on 映画 投稿者 shintaro : August 26, 2004 04:46 PM